執行官の記載ミス

 
先日、何気に新聞に目を通していると、競売物件の資料誤記を原因とした、とある裁判の記事が書かれていました。

競売にかけられた建物に入居していたテナントの敷金1,700万円を、裁判所の執行官が170万円と誤記、入居していたテナントが落札者に敷金全額の返還を求め訴訟に。

結果、裁判所は敷金が1,700万円だったことを認め、落札者にその支払いを命じたという内容です。

これだけじゃわかりにくいですよね。 ここから先は、ソースの記事。

・・・1984年、山口市の靴販売会社が、佐伯市の鉄骨平屋(約325m2)を賃貸借契約。所有者が2度代わった後、08年に競売にかけられ、翌年、大分地裁佐伯支部の執行官が作成した報告書に基づいて佐伯市の家具製造販売会社が落札した。

ところが、靴会社が退去する際、契約書に基づき敷金1,700万円の支払いを求めたが、家具会社が「報告書に170万円と書かれていた」と拒否、裁判で争われていた・・・

そりゃ、テナント側の靴会社は
「敷金は賃貸契約書通り1,700万円だぁー! 返還義務を承継しろー!」
っていうだろうし、

落札者の家具会社側は
「敷金が1,700万円とわかってたら、はじめから落札するかボケ! 返還する
のは170万円だけじゃ!」

と主張するのも当然です。(家具会社さんを感じ悪く書いてしまった。)

で結局、裁判所は落札者の家具会社に
「敷金は170万円じゃなくってね、ホントは1,700万円だったんだよ~」
などといって、その支払いを命じちゃった(汗)

もとはといえば裁判所執行官の記載ミスが争いの原因なんですけどね… 
(福岡高裁での控訴審の行方が気になります。)

最終的には、落札者の家具会社さんは、国に対して損害賠償請求をすることになるんでしょう… 何かほかにイイ解決方法ってないのかな…
 

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