平成21年を振り返って

 
平成21年を振り返って… 今年1年を通じて、様々なお客様と出会いや定期的に不動産売却を依頼していただける同業者様に恵まれ、忙しくも充実した日々を送れたと思います。

 

 
思い起こせば、昨年秋のリーマンショックに始まり、相次ぐデベロッパーの倒産… 不動産業界にとっても先の見えない、不安をかかえてスタートした平成21年でした。

完成在庫を打開すべく台頭したアウトレット不動産や、新築そのものの供給の激減など、不動産業界を取り巻く環境はかつてない変化を見せています。

新築市場は行き詰まりを見せ、今まで新築マンションを供給してきたデベロッパーは苦悩し、その活動の場を中古市場へと向け、多くの地場デベロッパーや不動産業者が、福岡地裁をはじめとした九州各地の競売不動産を仕入れ中古再販事業に参入しています。

福岡地裁で名前を聞くことがなくなった常連業者や地場デベロッパーが、実は熊本地裁や北九州で多くの物件を落札しています。

中古市場に及ぶその影響… そもそも中古市場は新築とは違い、毎月の家賃と比べて支払いがほとんど変わらない… もしくは家賃より毎月のお支払が下がる… といったことが購入のキッカケとなります。

不景気・好景気を問わず、賃貸に住まう限り家賃は払い続けていかなければならないものであり、家賃並もしくは家賃よりも毎月の支払が安くなるケースがある中古市場は、新築市場に比べてさほど影響がなかったように思います。

しかし、新築マンションを供給してきたデベロッパーや、マスコミの影響を受けた個人の競売入札により、中古物件の価格が高騰し、今後の中古市場に影響を与えるのも安易に予想できます。

西部リゾートは、常に世相等の変化に目配りし、平成22年度もお客様とのコミュニケーションを大切にし、ひとつひとつの取引を大事に行って参りたいと思います。
 

カテゴリー: 不動産コラム   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

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